サイドFIREを目指す人の中には、「スキルアップの一環として資格取得に挑戦したい」と考える方も多いのではないでしょうか。私もその一人として、税理士資格の取得を目指し、オンライン学習サービス「Studying(スタディング)」の税理士講座(簿記論・財務諸表論セット)を1か月間受講してみました。
ここでは、実際に使って感じたメリット・デメリット、そして大学時代に挫折した経験との違いについて、率直にまとめます。
昔は続かなかった「資格勉強」が、今は続けられている理由
大学生のころ、私は資格学校の大原で税理士講座を受講していました。しかし、毎回の模試やテストで他の受講生の成績と比較されるうちに、「自分は受からないかも」と焦りや不安が強まり、だんだんとモチベーションが低下。最終的には途中で解約してしまいました。
今思えば、「自分で進捗管理をする負担」と「他人との比較によるストレス」が原因でした。
今回Studyingを始めたきっかけは、AIによる自動学習管理機能があると知ったこと。もう一度挑戦するなら、管理も復習もAIに任せて、純粋に「学ぶこと」に集中したいと思ったのです。
Studyingのよかった点
AIが自動で復習スケジュールを作ってくれる
Studyingには「AI復習機能」という仕組みがあります。
過去に間違えた問題や理解が浅い部分をAIが判定し、「今日やるべき復習内容」を自動で提示してくれます。
そのため、どの問題を何度復習すればよいかを自分で管理する必要がありません。
学習の継続で大事なのは「次に何をやればいいかが明確であること」。AIがそれをサポートしてくれるのは非常に助かります。
スマホ1つで完結する学習環境
Studyingはスマホアプリが非常に使いやすく、通勤中や昼休みなどのスキマ時間を最大限活用できます。
特に以下の2点が便利です。
- 暗記ツールがいつでも使える(フラッシュカード形式)
- 動画を事前にダウンロードしておける(ギガを消費しない)
Wi-Fiがない環境でも動画を見られるので、外出先でもストレスなく学習が続けられます。
AI学習プランで自分に合ったペースを作れる
Studyingの特徴のひとつが「AI学習プラン」。
生活リズムや目標試験日を入力すると、AIが最適な学習スケジュールを作成してくれます。
私は5年以上ぶりの再挑戦だったため、デフォルトの「簿財2科目同時学習フロー」で学習を進めましたが、演習重視型・上級者向けなど、他にも複数のフローが用意されており、自分の状況に合わせて柔軟に変更できます。
勉強時間を自動記録&称号システムでモチベ維持
Studyingは、アプリ内で勉強時間を自動的に記録してくれます。
どれくらい学習を進めたかが「見える化」されるため、達成感を得やすい仕組みです。
さらに、一定時間の学習を達成すると「称号」をもらえる仕組みがあり、ゲーミフィケーション要素が地味にモチベーションを上げてくれます。
生成AIに質問できる
不明点をAIに質問できるのもStudyingの強みです。
ちょっとした疑問をすぐに解決できるため、理解のつまずきをその場で解消できます。
AI実力スコアで自分の成長を“数値化”
Studyingには「AI実力スコア」という指標があり、現在の自分のレベルを数値で確認できます。
合格までの道のりを“見える化”できるので、「あと少し上げたい!」という気持ちが自然に生まれ、継続につながっています。
改善してほしい点・注意点
どんなに良いサービスでも、使ってみると「ここはもう少し…」と思う部分もあります。
印刷環境があったほうが便利
演習問題は印刷して解く形式のものが多いため、家庭用プリンターがあった方が圧倒的に便利です。
コンビニで毎回印刷するのは少し手間に感じました。
今後は、アプリ内で直接記入できる形式などが追加されるとより嬉しいです。
勉強時間の記録がやや不正確
動画学習時間は自動で記録されますが、問題演習時間は正確に計測できていないようです。
「演習画面にタイマー機能があればもっと良い」と感じました。
他人と競い合いたい人には物足りないかも
Studyingは個人のペースで学習するスタイルです。
そのため、「模試で他人と競争して刺激を受けたい」というタイプの人には少し合わないかもしれません。
ただ、私のように他人との比較で落ち込むタイプにはむしろ最適でした。
レッスン数の多さに圧倒される
全体で1000以上のレッスンが用意されているため、最初に一覧を見ると少し不安になります。
ただし、AIプランが自動で順序を組んでくれるので、実際に学び始めると混乱はほとんどありません。
「見た目よりもやれる内容は整理されている」という印象です。
1か月続けて得られた成果と変化
Studyingを始めてから1か月、毎日3〜4時間の学習時間を確保できています。
以前なら仕事や家事を言い訳にしていた時間を、動画や暗記ツールで「スキマ学習」に変えられたのは大きな収穫です。
特に、AIによる復習指示と自動スケジュールがあるおかげで、「今日は何をすればいいんだろう?」と迷う時間がゼロになりました。
「今日も進んだ」という実感が毎日積み上がることで、自然と勉強が習慣化しています。
StudyingがサイドFIRE層に向いている理由
Studyingは「働きながら資格勉強を続けたい」「自分のペースで進めたい」人に非常に向いています。
特に、サイドFIREを目指す人にとっては以下の点が魅力的です。
- スキマ時間で効率的に学べる
- AIが復習・計画を自動化してくれる
- 成果が可視化されることでモチベが続く
- ストレスなく自分のペースを維持できる
資格勉強は長期戦ですが、Studyingなら学習の負担をAIが軽くしてくれるため、継続が苦手な人でも挫折しにくいと感じました。
まとめ:AIが「学びの継続」を支えてくれる時代に
税理士試験は簡単な資格ではありませんが、StudyingのAIサポート機能のおかげで、「続ける仕組み」が自然と作られています。
自分の努力をAIが記録し、復習を提案し、進捗を可視化してくれる。
まさに、現代的な学習スタイルだと感じました。
まだ合格までは道のりがありますが、「今度こそ最後までやり切れるかもしれない」と思えるのはStudyingのおかげです。
サイドFIREを目指す人にとって、資格取得は「お金」だけでなく「選択肢」を増やすための投資。
Studyingは、その投資を無理なく継続できる強力なパートナーになるでしょう。
