【独学で合格】OSS-DB Silver体験記|PostgreSQL理解を深める

スキルアップのアイコン

FIRE(経済的自立と早期リタイア)を目指す中で、スキルアップによるサイドFIREを意識する人も増えています。
私もその一人として、「技術スキルを資産に変える」ことを目的に、OSS-DB Silver(PostgreSQL認定資格)に挑戦しました。

本記事では、

  • 学習のきっかけ
  • 使用した教材・勉強法
  • 受験までの手順
  • 試験当日の流れとスコア
  • 資格取得後の変化

をすべて公開します。

OSS-DB Silverとは?

OSS-DB Silverは、オープンソースデータベースの代表格であるPostgreSQLに関する知識・運用スキルを認定する資格です。
認定元はLPI-Japan(Linux Professional Institute Japan)で、業務利用・開発・運用に必要な基礎力を問われます。

項目内容
試験名OSS-DB Silver Ver.3.0
出題範囲一般知識、運用管理、開発(SQL)
受験形式CBT方式(全国のピアソンVUE試験センター)
合格基準64点以上(100点満点)
試験時間90分

PostgreSQLは、SupabaseやTimescaleDB、さらにはベクトルDB用途(AIアプリ開発)でも活用が進んでおり、今後ますます価値が高まるスキルです。

学習を始めたきっかけ

学習のきっかけは、以下の3点でした。

  • 業務でPostgreSQLを利用する機会が増えた
  • Supabase(PostgreSQLベース)を個人開発で使っていた
  • ベクトルDBとしての将来性に興味があった

これまで「なんとなく使っていた」SQLを、仕組みから理解することで、業務効率・開発力・副業の幅を広げたいと考えました。

使用した学習ツールと勉強法

書籍:『OSS教科書 OSS-DB Silver Ver.3.0対応 (EXAMPRESS)』

  • PostgreSQLの仕組みからSQL構文、運用管理まで網羅的に学べる
  • 各章末の練習問題+模擬試験が充実
  • 3周ほど読み込み、すべての問題を正解できるまで繰り返し

インプット直後にアウトプットできる構成が非常に良く、学習効率が高かったです。

Web学習ツール:ping-t

ping-t(https://mondai.ping-t.com)は、OSS-DB Silver向けの過去問・演習サイトです。

  • 問題数が多く、正答率・履歴管理も可能
  • 「間違えた問題のみ再挑戦」ができるため効率的
  • 全問正解するまで繰り返し実施
  • 受験チケット1,100円割引もあり、お得です

💡 書籍+ping-tの組み合わせが、合格最短ルートだと感じました。

ハンズオン学習(実機操作)

知識を定着させるため、PostgreSQLを実際に操作しました。

  • 自分のPC(WSL環境)にPostgreSQLをインストール
  • 設定ファイルやコマンドを実際に試す
  • 書籍の内容を実機で再現して理解を深める

Linux環境で行うと、コマンド操作も自然に覚えられます。

試験予約から受験までの流れ

1. EDUCO-ID登録(必須)

試験結果や証明書のダウンロードに必要です。
EDUCO-ID登録ページ

2. ピアソンVUEアカウント作成

試験予約のためのアカウントを作成。
ピアソンVUE公式サイト

3. 試験会場を予約

Webカメラを使った自宅受験も可能ですが、私は高田馬場の試験センターを選択。
1か月前の予約がおすすめです(満席になりやすい)。

試験当日の流れと感想

  • 試験会場に到着後、持ち物をロッカーへ預ける
  • 顔写真撮影 → 試験PCルームへ案内
  • 試験時間:90分(私は約60分で退出)
  • 結果は試験直後に画面表示+印刷用紙で受領

問題傾向はping-tと非常に近く、「ping-t完璧+書籍理解」で十分対応可能でした。

合格結果とスコア

区分スコア合格基準
一般知識100%
運用管理88%
開発/SQL87%
総合スコア90 / 100(合格)64点以上

合格証明書は後日郵送で到着。
勉強期間は約1か月半、毎日1〜2時間の学習ペースでした。

EDUCO-IDにログインして以下のようにスコアの確認が可能です。

取得して感じたことと今後の目標

  • PostgreSQLの構造理解が深まり、Supabase開発がよりスムーズに
  • 実務でのデータ設計・チューニングにも役立つ
  • FIREのための「スキル資産」としても価値が高いと実感

次は上位資格である OSS-DB Gold に挑戦です。
DBA・AI分野・副業開発の基礎力をさらに高めていきたいと思います。

まとめ|スキルを資産に変えてサイドFIREへ

OSS-DB Silverは「ITエンジニアとしての基礎力」を証明できる資格です。
PostgreSQLを通じてデータの扱い方を理解すれば、
本業・副業・個人開発のすべてで活躍の幅が広がります。

小さな資格取得の積み重ねが、FIREへの最短ルートになる。